1周年を迎えたロストアークの軌跡を振り返る

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2018年11月7日、MMORPG「ロストアーク」がOBTを開始してから、1年が経過した。
ロストアークはオープン当初から大きな話題を呼び、多大な注目を浴びただけに1年の間に数多くの出来事があった。

※本記事は韓国inven記事を和訳・再編集したものです。固有名詞は日本サービスでは異なる場合があります。

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OBT開始

ロストアークのオープンは突風そのものだった。
ローンチ初日には同時接続者が25万人を超え、1日でネカフェシェア3位、3週間後に2位まで上がった。 オープンから1週間の間はゲームへの接続が困難なほどの盛況ぶりだった。

数時間の接続待機、サーバーダウン、ゲーム内ラグなどの問題を受けサーバー追加が発表され、11月15日には9回目のサーバー追加、22日にはさらに2サーバーが追加されるほどになった。

接続待機問題は2ヶ月ほど続き、初期ロストアークの最大課題の一つとなっていた。
当時のある調査によると、ゲーム内にすでに接続されたユーザーを除いても全サーバーに117,705人ほどが待機していたようだ。

序盤のゲームストーリーを進行するための地域では、数十ものチャンネルが生成され、ほとんどが満員状態だった。

人が溢れているために、フィールドボスが出現と同時に瞬殺されてしまったり、当時10分の待機時間があったカレンダー島(ゲーム内コンテンツ)が生成と同時に最大人数に達して消えてしまうなど、ゲームコンテンツの飽和問題が発生した。

特に「カオスゲート」はレベルアップに必要な「アクラシウム」が入手できる重要コンテンツだが、入場制限がなくなった現在とは異なり1チャンネルあたり30人の制限があったため、「ここでアクラシウムが手に入るらしい!」という噂が広がりプレイヤーが殺到してからは、入場できないプレイヤーからの不満が相次いだ。

初期ロストアークを語るうえで欠かせないのは、レベル設計だ。
ストーリーのすっきりとした動線と演出で好評を受け、最高戦闘レベル50まで上げていく過程も楽しめるという意見が多かった。 初期ロストアークの多くのユーザーは、序盤のストーリーラインを高く評価した。
 ※戦闘レベルはキャラクター自身のレベル。この他にアイテムレベル(装備レベル)が存在し、戦闘レベルがカンストしたあとはアイテムレベルを上げていく事が大きな目標の一つとなる。

(※ストーリーの具体例はネタバレのためカット)

「種」と「島の心」 も欠かせない。
多くのユーザーが戦闘レベル50を達成したあとから「島の心」を通じて「調和の祝福」セット装備を使う成長方式が流行し、自然と多くのユーザーが海に向かい始めた。
現在とは異なり、オープン初期だけでも「島の心」獲得難易度が非常に難しかったので、一部の島は特に不評であった。

「種」はアクセサリー品が貴重な序盤に320という高いアイテムレベルのイヤリングを得ることができるので、必須ではないが収集要素の一つであった。
種は獲得場所の情報がゲーム内には無いので、地域の隅々を探索して種を集める努力が必要だった。

ある程度の成長方式が確立された時期からは「生活」セットが注目され始め、1調1生(調和・生活防具1セット+カオスダンジョンセット)、または1調2生(調和1セット、生活2セット)どちらが良いかという議論が盛んに行われた。

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ローンチから1ヶ月

序盤のストーリーを終了させアイテムレベル400を見据えるユーザーが増える時期になると、カオスダンジョン、ガーディアンレイド、島の心、生活 など様々なコンテンツをもとに成長材料を少しずつ集めてアイテムレベルをあげていくことになる。

ガーディアンレイドはボス戦闘と装備製作・強化が直結する分かりやすいコンテンツのため最も人気の高いコンテンツであった。ガーディアンは段階式で強いボスに挑むことになるため、戦闘の熟練度を上げる楽しみもあった。

第3層のボスはその後のガーディアン攻略理解にも大きな影響を与えた。
タイムアタック要素や、特定の機会にパーティーバフを得て攻略するギミックのあるボスだったからだ。

以降のバランス修正で全体的なパーティー相乗効果とバランスが調整され、
現在も多く議論される「(パーティー)シナジー」の概念(キャラクター単体のスキルの強さだけでなく、パーティープレイでの貢献)が形成された。

シーリング(ゲーム内通貨)や解禁石、アクラシウムなど様々なアイテムを獲得する必要があり、それぞれを獲得するための毎日のコンテンツによってユーザーの疲労感は増していくものの、エンドコンテンツへの期待感と装備強化の楽しみが増えた。

新大陸「ヘンデル」以降

特に2019年1月末に実装された新規大陸「ヘンデル」はロストアーク式レベルデザインの完成形として挙げられる。優れた演出と美しい世界観、興味深いキャラクターたちによって既存のストーリーラインと比べても劣らないと評価を受ける。

「アクラシウムⅡ」を使うレベル帯をすぎる頃になると、ユーザーがアーティファクト装備5研磨の555レベルに達するようになる。
2月26日ギルド戦更新、5層レイド、MVPシステムなどが追加された。

4月には新規クラス:ランスマスター(槍術士)が追加され50レベルジャンピング成長券が配布された。
ランスマスターはPVE・PVPいずれも大きな存在感を誇り、バフを重複させる特有のスタンスとスキル設計により、下方修正が行われた現在も優れたクラスとして評価が高い。

ランスマスター

▲ランスマスター

しばらくの間、5層ガーディアンレイドはエンドコンテンツに相応しい難易度と完成度で良い評価を得ていたが、最終ボスとして君臨していた「カルエリゴス」は凶悪なギミックとパターンにより、野良パーティではクリアが非常に困難で、固定パーティーでも長い時間を攻略に費やす必要があった。
アイテムレベル555カンストを達成している4人のパーティーですら、呼吸が乱れれば全滅するほどの難易度を誇った。

カールエリゴス

▲カルエリゴス

エンドコンテンツが高い難易度でユーザーを苦しめることは珍しいことではなく、ゲームの流れとしては当然とも言える。
本当の問題はそこではなく、後から導入された「即時完了」機能であった。
ガーディアンレイドを簡単に片付ける便利機能として登場したが、なんと前述の「カールエリゴス」までも即時完了の対象であったために、大きな批判を受けることになった。
※その後、即時完了機能は廃止された。

新大陸「ヨン」- シーズン2へ

多くのユーザーがアイテムレベルをカンストさせた後、約4ヶ月が経過した頃、新大陸「ヨン」が公開される。
エピソード2」というタイトルにふさわしく、ヨンは既存のロストアークの成長方式を根本から変えた

まず装備の成長方式が「研磨」から「精錬」に変更された。
材料さえあれば確定でレベルアップが可能だった研磨とは異なり、精錬では3, 6, 9 などの特定の区間で強化失敗する確率が存在する。

またアクラシウムなど特定の材料が必要だった研磨とは異なり、精錬では材料がさらに細分化され、獲得先コンテンツも多様化された。

すべての材料が取引可能になったため、資金が十分であれば短期間で装備を整えることができるようになった。この方向性の転換については、現在も多くの議論を生んでいる。それほど既存のゲームデザインとは相反する変化であった。

しかしヨンでの仕様変更を見ていくと、シーズン1のフィードバックが反映されている様子も見て取れる。
初期から指摘されてきた「頻繁に装備が切り替わることによる疲労感」、「名前が異なるのに特別な効果を持たない伝説装備」などは「装備継承」で、
また「アクセサリードロップ確率によるストレス」、「研磨しても体感がない能力値」などはアクセサリーのアイテムレベル削除、1000レベルまで拡大されたレベル区間により解決された。

特にヨンで追加された8人・16人レイドや、様々なアバターアイテム、楽しいイベント島などは比較的良い評価を受けたコンテンツだ。ユーザーの意見を取り入れ、実際にゲームに反映しているのは良い試みと見ることができる。

新しい副作用も存在する。
1000まで拡大されたレベルによりキャラクター能力値が大きく上がったが、フィールドボス、ダイナミック島、幽霊船など低レベルのコンテンツの適正レベルは変わらないため、金策で訪れた高レベルプレイヤーにより適正レベルプレイヤーが本来のゲームプレイを阻害される場合がある。

高難易度のガーディアンレイドについても、適正レベルを超えたユーザーがいる場合はパターンやギミックを無視しても(ゴリ押し)討伐できてしまう場合がある点も惜しい。

特に、精錬中心の成長方式になったことにより、ロストアークが標榜する「多様なコンテンツ、多方面の成長」が崩れたことが大きい。
一部ダンジョンから獲得できるセット装備を除けば、生活・海装備は実装されておらず、PVP装備は継承する次のステップ装備がないため成長が停滞している。
※PvP装備は削除される流れのようだ

今後のロストアークは?

新規大陸ペイトン、新規クラスホーリーナイトが予定されている。いずれまた大きなシステム変更や、シーズン3も発表されるかもしれない。今後の動向にも注目していきたい。

ソース:1

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げぇむまぐな

コメント

  1. 匿名 より:

    初めまして。遂に日本にもロストアークが来るということで、色々記事を見ているのですが
    ILランキングなる物があるみたいなのですが、無課金だとランキングに入れない。という情報を
    見かけたのですがどういった理由で入れないのでしょうか?

    • まぐな まぐな より:

      こんにちは!
      はっきり分かりませんが、確かILランキングはロシアサービス独自で、期間限定のキャンペーンか何かだった気がします。
      ILは同じ成長区間であれば装備の強化で差がつくので、効率よく素材を獲得した人が有利なのはもちろん、課金で素材を多く消費できる人が有利だったのではないでしょうか。

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