主にガーディアンやアビスダンジョン・アビスレイドのパーティープレイを前提とした、バードが持つパーティーシナジースキルの簡単なまとめです。
スキルビルドは人それぞれなので特にオススメビルドというものはありませんが、スキル振りの参考になればと思います。
バード以外をプレイしている方も、スキルを理解するために活用していただければと思います。
※誤りがあった場合など、随時修正することがあります
攻撃力増加
バードにはパーティーの攻撃力を増加させるスキルが2つあります。
天上の演奏

「天上の演奏」は8秒の間、攻撃速度8%、マナ回復速度40%に加え、トライポッドⅡで敵の攻撃力30%ダウン、トライポッドⅢ「激烈な演奏」では攻撃力アップも付与でき、パーティープレイにおいて必須級のスキルといえます。
範囲も24mと広く、味方が画面内にいればほぼ届きます。
攻撃力アップバフの効果量はスキル使用者の攻撃力に依存するため、武器強化によるパーティーへの恩恵が得られるようになっています。
「バフ使用者の基本攻撃力の15.0%程度増加して、全体攻撃力が6.0%増加する」
とありますが、計算式は以下のとおりです。
(攻撃力*1.15)*1.06
たとえば攻撃力856なら、856*1.15*1.06=1043.464 なので、1043になります。
※「基本攻撃力」とは、ステータス画面に表示されている「攻撃力」のこと。

バフ後の攻撃力の伸びは、図にすると以下の通り線形になると思われます。

ソニックバイブレーション
トライポッドⅡ「光輝の音波」に攻撃力バフがあります。

ゲーム序盤やカオスダンジョンなどでは攻撃スキルとして有用なスキルですが、トライポッドの振り方次第でパーティー支援スキルになります。
以下の点に注意が必要です。
- バフ持続が2秒と短い(効果範囲内で更新し続けて最大5~6秒程度)。
- 天上の演奏とは重複しない。
- トライポッドⅠで「滑らかな動作」を選ぶとスキル発動が0.3秒早くなる代わりに、判定時間が30%減少する。範囲内でバフを更新し続けた場合、合計のバフ維持時間も0.5~1秒程度短くなる。
「光輝の音波」で運用する場合、攻撃スキルとして使うのではなく味方の足元に落とす使い方がメインになるでしょう。
「天上の演奏」と被らないようにタイミングに留意しつつ、少しでも長く味方に攻撃バフが入っている状態を保つとよいでしょう。
烙印
烙印とは、バード固有のダメージ10%増加デバフのこと。
だいたい以下の3スキルのうち、2つ程度好みで取っておけばよいかと思います。
サウンドショック

クールタイムが短く発動も早い使い勝手のよい攻撃スキルであるだけでなく、デバフ効果も付与できるため、バードの基本攻撃としてLv.7以上必須と考える人は多いかもしれません。
烙印のプレリュード

設置に1秒かかりますが、詠唱中に移動でキャンセルが可能です。
烙印効果2秒に対しクールタイムは16秒ですが、敵が範囲外に移動しなければ烙印も更新される(トライポッドⅠによりますが最大5~6秒間)ので、悪くないクールタイムと言えます。
オマケ程度とはいえ無力化効果が付いている点も嬉しいポイントです。
「律動のハープ」が好みでなければ、サウンドショックとプレリュードの2スキルを重複しないように撃ちつつ、烙印を運用するのがよいでしょう。
律動のハープ
設置型ダメージスキルのため好みが分かれるかと思いますが、トライポッドⅢに烙印があります。

ハープの攻撃は自動的に敵に向かって飛ぶので、敵が単体で、遠くに移動しない限りはサウンドショックやプレリュードよりも長い時間烙印を維持できることが期待できます。
※トライポッドⅡで射程を抑えて範囲攻撃に変更することもできますが、パーティープレイで使う場面はあまり無さそうです。
烙印デバフは重複しないことから、ハープ設置中は「サウンドショック」または「烙印のプレリュード」の優先度が下がるので、回避や支援など状況判断にやや余裕ができるというメリットもありそうです。
ちなみにハープには「天上の演奏」の攻撃力アップバフが適用され、ダメージが増加しますので、ちょっとしたダメージ稼ぎを狙いたい場合はタイミングを合わせてもよいでしょう。
このスキルは動くボスにもある程度対応できることが強みですが、デメリットが大きいのが難点です。
- クールタイムが24秒(トライポッドⅠで2秒短縮可)と長い。
- 烙印運用をするためにはLv.10まで上げる必要がある。
- Lv.10でも強力といえるほどのダメージ量はない。
- 無力化がほぼ皆無。
考え方や好み次第ではありますが、パーティー支援の効率的には「サウンドショック」や「烙印のプレリュード」よりも劣るかもしれません。
ちなみに、ドライポッドⅡ「旋律増加」を取得すると召喚するだけでセレナーデゲージを溜めることができます。
バリア、味方の保護
他クラスのユーザーから見ても、もっとも分かりやすい強力な防御支援です。
ウィンドオブミュージック

「天上の演奏」と並び、バードの必須スキル。
クールタイム18秒(トライポッドⅠで短縮可)に対し効果時間は4秒間と短いですが、HP25%分のバリアは大抵のダメージを相殺または軽症程度に押さえてくれるので、パーティーの継戦能力を高める重要なファクターとして欠かせないスキルです。
唯一の欠点は範囲の狭さ。できるだけ味方が密集するタイミングで近寄って発動させる必要があります。
トライポッドに範囲アップが無いため、味方がギリギリ範囲内に入る位置を覚える必要があるほか、必ずしも全員にバリアを張れるわけではないため、タイミングや対象を見極める必要もあります。
ちなみに、敵にヒットさせた場合、セレナーデゲージを多く獲得できます。

守護の演奏

典型的な防御バフですが、トライポッドⅡ「終わらない守護」を取るとバフ終了後にさらに8秒間、バフ使用者のHP15%に相当するバリアが生成されます。
バリアはウィンドオブミュージックのバリアと重複(加算)します。
クールタイムは30秒と長めですが、バリア部分は狙って出すことができないので戦闘中はクールタイムごとに撃っても問題ないでしょう。
光の狂詩曲

一見かなり地味で微妙な攻撃スキルですが、トライポッドⅢ「ライトプロテクション」を取得すると強力な保護スキルに変貌します。
少し表記が分かりづらいですが、バード自身には詠唱中に被ダメージ50%減少バフがつき、範囲内の味方には被ダメージ75%減少バフ+詠唱者HP10%分のバリアが生成されます。
範囲が狭いので動き回る味方を保護するのは難しいですが、効果は非常に強力です。タイミング次第では瞬間的にパーティー全員の大ダメージを最小限に抑えられる可能性があります。
移動でキャンセル可能なので、使い勝手は悪くありません。
効果自体は決して悪くないものの、現状だとこのスキルをレベル10にするためにスキルポイントを割くことは難しいかもしれません。
トライポッドⅡには烙印もありますが、味方保護スキルとして取得する場合は不発を避けるために状態異常免疫(「安定した光」)または判定回数増加(「持続力強化」)の方が良さそうです。

シンフォニア(覚醒)

覚醒スキルは最も強力なバリア効果であり、敵の攻撃力も30%ダウンさせる強力な効果です。
また、バブル(セレナーデゲージ)を1本獲得できるという重要な役割もあるため、バリアが不要な場面でも積極的に使っていきたいスキルといえます。
プレイヤーによっては、ダンジョン入場直後にシンフォニアでゲージを1本溜める方法を採る方もいます。
セレナーデ
バードのアイデンティティスキルです。

勇猛のセレナーデ
バブル(ゲージ)1本ではたったの5%なので、ボス無力化時には3本溜まった状態で使用したいところですが、ゲージの溜まる速度が遅いため、頻繁に使用することはできません。
「特化」ステータスを伸ばすことで徐々にゲージの獲得量が増えていくため、支援バードを目指す場合は「特化」の選択を検討する必要があります。
なお覚醒スキル「シンフォニア」でゲージ1本獲得することができますので、覚醒を渋らなければもう少し使える頻度が増えます。
特化って何?という方は以下の記事も参考にどうぞ(古い情報が混ぜっているかもしれません)。
救援のセレナーデ
唯一のHP回復スキルですが、以下の点から実用性が低い状況です。
- 勇猛のセレナーデとゲージを共有している(同時使用は不可能)。
- メンバーが同時に範囲内にいると回復量が分散する。
- HPマックスの人も範囲内の1人とカウントされる(確認中)。
ソロだとけっこう回復するので使えるスキルですが、パーティーだとこのような理由から回復量がかなり下がります。
韓国シーズン2後も現在のところ改善されている形跡がないので、今後もバードは純ヒーラーとしての立ち位置になることは無いかもしれません。
ビギナー向け Q&A コーナー
Q. | バードも武器を強くする必要がある? |
A. | はい!火力を上げるという意味よりは、バード自身の攻撃力に依存するバフがあるため、できるだけ強化していく必要があります。 |
Q. | 「リズムバックショット」にカウンターついているけど狙ったほうがいい? |
A. | バードに求められている役割ではないので不要でしょう。 |
Q. | セレナーデゲージ獲得に向いているスキルは? |
A. |
|
Q. | バリアがすぐ壊れてしまう味方がいるのだけど…? (または、自分のバリアがすぐ壊れてしまう) |
A. | 「強化盾」刻印が活性化していないかどうかチェックする必要があります。現状、メリットよりもデメリットの方が圧倒的に大きいためパーティープレイでは絶対に避けたい刻印です。 |
