10/1 ディレクターレター【韓国サーバー】

10/1、ロストアークのディレクターであるクム・ガンソン氏による声明が掲載されました。


アスタルジアアップデート(アヴレシュドレイドを中心とした継続的な大型アップデート)のロードマップの最後のアップデートを行いましたが、ユーザーの皆様に多大な心配をおかけしており、数々の論争を引き起こしていることについても心苦しく思っております。

愛情をもって新規コンテンツをプレイしていただいている皆様を失望させている点について申し訳なく思っております。
これを受け我々は、今回のアップデートの意図についてお話したほうが良いだろうと考えました。

  • 新規装備を出した理由
  • ブレスレットの新しい評価(古代)がすぐにリリースされた理由

今回は上記について述べたいと思います。
内部でも整理を開始している段階のため慎重にお話しなければなりませんが、
これからロストアークがどのように改善されているのかについてもお話します。

新規装備

我々が古くから企画を進めていたヴァルタン、ビアキス、クークセイトン、アヴレシュドのアップデートが完成し、それぞれ数ヶ月間隔で登場し、エンドコンテンツとしてはとても早いテンポでアップデートが進行されました。

これを開発会社の立場で言うと長い期間準備していた軍団長レイドがとても早く消費されたということになるのですが、急速に消費された理由としては、以前のLOA ONプレゼンでも述べた通りあまりにも大幅に拡大された装備レベル区間を楽しく成長できるようにし、徐々に最大レベルと最終コンテンツとの間のギャップを狭くするためにも必要な措置であり、結果的には良かったと思っています。

クークセイトンのアップデートまで仕上げた時、ユーザー分布と残存率、成長の流れなどの指標が思ったよりも良い状況でした。
そのため、我々は準備された最後のカードであるアヴレシュドを仕上げた時に新規コンテンツの企画・開発に再び没頭する必要がある状況だったので、アヴレシュドノーマル・ハードをエンドコンテンツとして時間を稼ぐしかない状況でした。

我々が週単位で管理しているユーザーの装備レベル分布と成長推移の指標をみても、実際には大多数のユーザーの方々はアヴレシュドノーマル5~6関門まで到達していないので、現在のアップデート速度を維持するのは難しいと思っています。

逆に、新規ユーザーの方々の成長は予想よりもはやるかに早いため、アヴレシュドノーマル・ハードから少しずつ装備レベルを緩め、次のコンテンツが登場するまで最上位ユーザーの方々のためのアヴレシュドハードと古代装備を提供することを計画しました。

初期の企画では、ノーマルとハードが同時に実装されることを目標に設計されていましたが、ロードマップを整理しながら複数のスケジュールを一度に実行することが困難であり、ノーマル、デジャヴ、ハードの組み立てとパターンチェックを同時にすすめることは難しく、ハードの実装間隔を二ヶ月タームに調整したスケジュールを公開しました。

ロードマップと一緒に次の評価(古代)の登場を発表しましたが、詳細をお伝えしていなかった部分も物足りなさが残ります。
加えて、アスタルジアアップデートで予定されたスケジュールを取りまとめることに集中するあまり、古代装備の登場についてまで気を配ることができていなかったように思います。

今回のアップデートの目的自体も、アヴレシュドハード、ハヌマタンと一緒に登場した複数のコンテンツのレベルを1540以上に設定し、最上位ユーザーが楽しめるコンテンツを提供することが目的でしたが、残念な状況に心苦しく思っています。

このような問題を真摯に受け止め、以下の整理を進め、コンテンツの適切なリリース時期と上位装備の実装タイミングなどについてもより慎重に行うようにします。

ブレスレット

今回のアップデートでは、最も大きな失策だと思っており、弁解の余地がありません。

ブレスレットは7/28に登場してからたった2ヶ月しか経っていません。

最初の企画ではアヴレシュドノーマルとハードを同日実装する計画だったため、大きな問題はないと思っていましたが、結果的にはハードを2ヶ月遅らせることになり、設定に注意を払うことができませんでした。

それにもかかわらず、今回のブレスレットの件は申し訳ないという言葉だけで片付けられない問題と捉え、緊急措置を行いました。

  • 【対策予定事項】
    すでに保有している「エピック」ブレスレットを「古代」に昇級させる機能が提供される予定です。
    • アップグレード機能を使用したすでに保有しているエピックブレスレットのオプションは維持され、古代評価にアップグレードすることができます
    • アップグレード機能は効果付与を行ったエピックブレスレットにのみ適用できます。
    • アップグレード時は一定量の「破壊された燦爛たる英雄のブレスレット」を材料として使用します。
    • アップグレードされたブレスレットに維持された効果のうち、評価に応じて最大値が上昇する効果は、古代評価基準の比率に合わせて数値がアップグレードされます。
      例)致命100/迅速100のアップグレード時、致命120/迅速120にアップグレード
    • アップグレードされたブレスレットでは、すでに保有していた付与効果は変換できないように固定されます。
    • アップグレードされたブレスレットは、付与効果のスロットが既存のスロットに加え1つ追加され、追加スロットでは合計3回の効果変換の機会が与えられます。
    • 9/29メンテ~10/1 21時までに分解されたエピックブレスレットは、アップグレード機能更新のタイミングで分解前の状態に回復される予定です。

      アップグレード機能アップデートについては現在開発を着手した段階なので、多少時間がかかる可能性があり、できるだけ早くリリースできるよう最善を尽くします。
  • 10/2メンテでは古代ブレスレットの付与効果が登場確率とスロット数の適用可能数が調整される予定です。
    • エピックブレスレットをアップグレードしたときの期待結果と古代ブレスレットを獲得後の効果付与を進めた時の期待効果効率が一致するレベルになるよう補正されます。
      例)エピックブレスレットのアップグレード時に付与効果スロットが1つ追加されるので、古代ブレスレットの付与効果スロットが少なくとも2つ以上になるように変更します。
  • 9/29メンテ~10/2臨時メンテ前までに古代ブレスレットの効果付与を行った方には、次のような基準で回復措置が行われる予定です。
    • 対象期間中に古代ブレスレット効果付与に使用されたシリング:再支給
    • 対象期間中に効果付与が1回以上行われた古代ブレスレット:再支給、古代ランダムブレスレットボックスの追加支給
    • 再支給されるブレスレットは効果付与をする前の状態の取引不可アイテムとして支給され、既存アイテムは回収されません
      古代ランダムブレスレットボックスは10/2臨時メンテで調整された古代ブレスレットを獲得できるように提供される予定です。

今後のロストアーク

シーズン2の準備開始から、2021年のロストアークは本当に忙しく駆け抜けてきました。

大きな変化とともにエンドコンテンツも多く作り上げたが、その過程で生じた問題も抱えながら走ってきたのも事実です。
タイトなロードマップが我々にやりがいをもたらした部分もありますが、一方で毒となった部分も多かったように思います。

コンテンツを一定期間内にリリースするだけでも、とても小さな問題ですら見逃してしまうことがしばしばあります。

テンポのよいアップデートは新規ユーザーの獲得や高い残存率を記録する原動力となりましたが、どこかの時点でストップをかけるべきだったのではないかとも思うのです。

シーズン1の頃のようにゲームの整備のために長い期間アップデートを停止するということは無いにしても、とにかく余裕をもって、残された問題点を整理して改善していくつもりです。

また、アスタルジアアップデートの最終アップデートに統合プリセットをリリースしましたが、このように皆さんがゲームをしながらセッティングを簡単に行えるようにして、ゲームを研究して楽しめるように工夫していくつもりです。

その一環として、プリセット機能があっても、装備の場合は柔軟性が不足している問題に対処するため、セット装備の変換コストは10/6のアップデートにより削除します。
セット装備変換時のコスト削除を通じて、サポーターの二重ファーミング問題や関門に適合しないセットの対応などいくつかの問題を緩和し、様々な研究が進められてセッティングの柔軟性が高まることを期待しています。

また、軍団長レイドでエンドコンテンツの威厳やゲームの目的を過去よりもより明確にしようとしましたが、最近ご指摘いただく「サイバー遊撃」という言葉にも考えを巡らせています。

※補足 サイバー遊撃:遊撃訓練のように誰か一人のミスによって分隊員全体の訓練が何度もやり直しとなる事から、一人のミスによってゲームがやり直しになる、連帯責任になるなどの状況を指す言葉。

まず、今回リリースされたアヴレシュドハードでは我々から見ても少し強引に難易度を上げた部分があります。
難易度というのは、一定の許容範囲が想定されるべきであり、不快感を与える形にしてはなりませんが、次々と登場した軍団長の難易度を上げていく過程で、少し簡単な方法を選んでしまったと思っています。

取り急ぎアヴレシュドハードでは、挑戦意識や達成感ではなく不快感を引き起こすパターンをチェックして削除し、軍団長レイドで不合理に難易度を引き上げてしまっている要素は全体的に再確認する予定です。
我々は「サイバー遊撃」をさせるためにゲームを作っているわけではありません。
エンドコンテンツのパーティー募集ウィンドウが「バス」の文章で溢れた映像は開発者の立場でも好ましくなかったことであり、着実に指摘されてきた部分でもあります。
ただし、これに対する解決策がユーザーの方々をどのくらい困らせてしまうのかはよく考察しなければなりません。

※補足 バス:ゴールドを支払い、上位のプレイヤーに代わりにコンテンツをクリアしてもらうこと。バスの運転手と乗客にたとえられる。様々な議論があるものの禁止行為ではない。日本ではしばしば代行やキャリーとも呼ばれる。

今後の速度は少し減速気味になりますが、完成度を高める適正な妥協点を見つけるようにします。
これからもロストアークが発展していけるよう最善を尽くします。

終わりに

ロストアーク3歳の誕生日が迫っていますね。

この夏は皆さんより多くの愛情、激励を受けた一方で足りていない部分もお見せする事になり申し訳ない気持ちです。

皆さんからいただいた声をよく整理して、また慎重に悩みながら問題を一つずつ改善していき、次のコンテンツも過去の過ちを再び起こさないようにしながら、新たな楽しみを提供できるよう努力します。

秋に入り肌寒くなってきましたので、健康にご留意ください。
皆さんの人生の健康と平穏を願っています。

クム・ガンソン 拝

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